Guell Parc (2)

展望台よりメインの観光地の方へ向かって歩き始める。ぽちぽち歩いていると、小学校が見えてくる。そちらへ降りる道とは反対側へ向かうと、有名なアーチ型のアーケードが見つかる。アーケードの中は斜めアーチになっていて、まっすぐ歩いているつもりでも斜めに傾いてしまう。アーケードの中はとても静かでひんやりしていた。外側にコラムがあるのだが、よく見ると一本一本のデザインが違う。ランダムに石が積み上げられている物もあれば、美しくデザインされている物もある。その中に一本だけ人を形取った柱がある。この柱は南国をモチーフとしてデザインされているような、そんな感じである。


突然ですが、グエルパークで結婚式が行えるらしい。ガウディの創作物に囲まれて挙げるウェディングって、すごく思い出に残っていいかも。

さらに進んでエントランス付近へ。正確にはエントランスの中に入っているので、エントランスの裏側。アーケードを進んでいくと、ガウディが1906年から1926年まで住んでいた家がある。グエルさんがガウディに提供したこの家は、今は美術館に改装されて一般公開されている。ガウディの創作した家具などが展示されていて、どれをとってもアールヌーボー調。有機的なシェイプなんだけど、磨き上げられていて繊細。床のタイルなど細かい部分もガウディテイストなので、ガウディ好きにはたまらないと思う。実際私も何時間も過ごしてしまった。

広場の方へ戻る。観光ガイドでもおなじみの、タイルの破片がカラフルに埋め込まれたベンチのあるところだ。よく見ると色循環が発見される。青なら青、ピンクならピンク等、似た色をピックアップして埋め込まれている。さらに注意して見ていると、同じ柄のタイルは繰り返して使われていない模様。たまには見るけれども、リピートしている感じではなかった。アーティスト精神か、それとも破片が足り過ぎていたのか。隅から隅までじっくりと観察して、写真も何枚も撮った。見ていて全然飽きなかった。広場から見下ろすと、よくお菓子の家と例えられる門番の家が見える。目線をもっと近場に変えると、トカゲ氏のいる階段が見える。

トカゲ氏から水が出ていると思いきや、カラカラに乾いていた! トカゲから数段降りたところに犬?ライオン?の頭があるのだが、トカゲ氏よりこっちの犬の方が好きかもと思った。疲れて勤め先から帰ってきてエントランスを入ったら、こんなに愉快な犬やトカゲが出迎えてくれる。一日の疲れが一気にぶっ飛ぶかも。

丘を背にして道をまっすぐに降りて行き、電車に乗って帰った。

Font size1)分岐点があちこちに。奥に見えるのが小学校
2)ここだけ女の人の銅像になっている。



3)ななめななめ。ななめの柱が上にある道路を支えているらしい。
4)波を思わせるアーケードの内側。


5)ガウディの家美術館の中。こんなテーブルセットが欲しい。
6)これは大学時代の美術史に出てきたような気がする。


7・8)青系とピンク系のタイル


9・10)トカゲ氏もとぼけた顔をしているが、犬(ライオン)氏も負けず劣っていない。


11・12)細かい部分の装飾も凝っていて、さすがガウディだなーと思わせられる。右は円トラスの門。


13)なぜかパークはparKなんですね。parCじゃないんだね。英語表示。


http://www.barcelona-tourist-guide.com/en/gaudi/park-guell.html

No comments: