カタルーニャ歴史博物館は海沿いに建っている。すっきり無機質レンガ作りなので一見倉庫のように見えてしまうのだが、館内はとってもモダンである。もともと古い行商市場だったところを、1992年のバルセロナ・オリンピックに伴い改装されたようである。なるほど、倉庫と感じても無理はない。館内へ入って吹き抜けのロビーの横にあるスロープで上下の階へ移動することができる。スロープに使われている木材の色の重なり、黒もしくは群青色の鉄柱、壁の深い赤の組み合わせは威圧感を出し、照明が程よく計算されて配置してあるため、一つの大きな作品のように見える。(エレベーター有)
バルセロナ初期から現代までの歴史が詳しく解説されている。その資料の数が膨大で、じっくり見て回ると全館制覇に2、3日はかかると思われる。ビデオや大きくわかりやすい図解、子供が実際に体験できるコーナーなどあるが、基本的に大人向けの博物館だと思う。Sagrada Familia の完成予想(?)の模型は現在建築中のものとは大きく違うが、実際にそうだったらすごいなと思う。とても独創的である。
特設会場では、Guinovart の Cartells d'un temps 展が開催されていた。Guinovart はバルセロナのコンテンポラリー・アーティスト、プリント・メーカーで、1950年頃よりスペインを代表するアーティストの一人として認識されるようになった。とても自由なラインと明るく大胆な色使いが大好きであったが、惜しくも私がバルセロナに行くちょうど前の年の2007年に亡くなった。私が観たのは回顧展のひとつであろう。
1)入り口近辺
2)Guinovart の展覧会
3)スロープを行ったり来たり
4)実物大の騎士が待っています。
5)実物は約1.5mぐらいあります。
http://www.mhcat.net/
Museu d'Història de Catalunya
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06 観光地
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